COLUMN ・ 2013-04-16
挑戦は環境を変えることから始まる
権 成俊
人はそれぞれの思考の枠組みに縛られています。
特に、毎日接する環境、友人や取引先の人たちとの会話、メディアなどによって、毎日思考、思想を押し付けられ、それによって社会観、人生観が固められていきます。「自分の中の常識」ができあがります。それが思考の枠組みになるわけです。
違う環境に身を置く
しかし、一度違う環境に身を置いてみると、自分の常識がいかに偏ったものであったか、ということがわかります。私だと、地方に行ったり、大企業の方とお話したり、ネットに強くない人とお話しすると、常識の違いに気づくわけです。
自分の常識が常識でないことに気付くと、他にもいろんな方法があることがわかります。よくあるのが「そのやり方ではうまくいかない」という思い込み。たとえば「その価格では売れない」「この市場はこれが限界」などです。しかし、常識が覆ることで「本当にそれが限界なのか?」と思い直し、チャレンジの意欲がわくわけです。
多くの経営者は、ついつい同じ環境の人たちと群れたがります。同じような常識を持った人たちと話すと、文脈が理解しやすいので話しやすいですし、自分も理解されやすいのです。しかし、一歩外に出て、違う環境に身を置くことで、事業の可能性に気づくことも多いです。
一つの思想の幹を持つ
また、本や歴史から学ぶことも多いですね。
いまはAmazonもあり、特に経営者さんは多読な方が多いと思いますが、同じ本でも何度も読むことで深い発見があります。名著と呼ばれるものを読むと、著者と今の自分との距離に愕然とします。人生を賭して、それだけを一生懸命考えた先人の強さや、それによって得られた知見の価値に感謝し、また、自らがそういうものを書けるようになるためにまだまだ足りないものを考えさせられます。
自分に合う本は集中して深く読み、また何度も読んでみてください。多くの知識よりも、一つの思想の幹を持ってほしいと思います。