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COLUMN ・ 2013-06-08

動機善なりや 私心なかりしか

権 成俊

動機善なりや 私心なかりしか

ご存知の方も多いと思いますが、京セラ創業者・稲盛和夫さんの言葉です。

最近、私の周囲のネット関係の事業者さんで、コンサルタントに事業転換する方、もしくはコンサルタント教育をしようという方が急激に増えています。

当社のミッションは「リーダーを支える、リーダーを育てる」ですから、経営者を支えるコンサルタントが増えることは嬉しく思います。ただし、「動機が善なればこそ」です。

コンサルタントという仕事は少ない初期投資で始められますし、資格も必要ありませんから、参入障壁は低いと言えます。MBAや中小企業診断士の資格は必要ありません。ネットマーケティングの専門コンサルタントであればなおさらです。

しかし、その実態は、資格が必要ないというよりも、資格があっても全くプラスにならない、ということです。皆さん自身が誰かのアドバイスに10万円、20万円のお金を払うか、ということを想像してみれば納得がいくでしょう。そう思ってもらえるまでのノウハウ、経験、そして信頼の積み上げは大変なものです。

なぜそれをするのか。それは、自分にとってその方法が一番社会に貢献できるからです。つまりミッションだからです。自分・自社の利益のためではありません。これからの社会にとって必要で、それをやることは自分の役割と思えるほどの適性があり、だからこそそれをやることが喜びである。だから、その仕事をしているのです。

その結果として、社会が潤い、お客様が潤い、一部をお礼として受け取る。もしもそれが時間をかけた割に少ない報酬でも、好きな仕事をしているからこそ納得ができる。だからこそ、これからコンサルタントを目指す方に伝えたいのは、「動機善なりや 私心なかりしか」です。

同じように、哲学者のカントは「他者を手段としてのみならず同時に目的として扱え」と言っています。お客様は、自分が生きていくための市場ではなく、お客様の幸せ・ビジョンの実現自体が目的なのです。

コンサルタントほど、考え方がぶれていると上手くいかない仕事は無いと思います。

いまからコンサルタントを目指す方は、「動機善なりや 私心なかりしか」と常に問い続けてください。

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