COLUMN ・ 2022-12-06
経験からしか学べない
権 成俊
私は小学校から大学まで、柔道をやっていました。理屈っぽい性格だったもので、いつもいろいろと考えながらやる癖があって、攻め方が画一的になりがちでした。
「考えるな、感じろ」
あるとき、神奈川県立武道館というところで誰でも参加できる練習会に参加しました。そこで指導している人たちは、県内でも指折りの先生たちです。私もご指導いただいたのですが、そのときに何度も言われたのが**「考えるな! 感じろ!」**です。
まあ、考えるな、と言われても考えてしまうのですが、限界まで追いつめられると、考える余裕がなくなります。結果、いつもよりうまく投げられるんですね。
考えると、どうしても自分の頭の中にあるイメージの動きしかできません。しかし、現実的には、自分が動ける可能性とか選択肢ってもっとたくさんあります。いつものパターンから外れることで、新しい局面が表れて、自然と新しい行動につながるのです。
経営の意思決定も同じ
経営における意思決定の際、どうしても、あれは出来ない、これは出来ないと、自分で自分に足かせをはめて、取れる選択肢が非常に限定的に見えてしまうことがあります。
しかし、実際はもっといろんな方法があります。それに気づくには、理屈ではなく、やってみる必要があります。
言葉ではつむげない、そしてイメージもできないような、そんなことができた——これが成長につながるのだと思います。
