COLUMN ・ 2021-05-24
国民一人一人のことばが必要だ
権 成俊
飲食店の営業自粛要請が始まってもう1年半。
この間に、体力が尽きて無くなってしまった飲食店も多い。
当初の対応と、いまの対応
コロナ感染が始まった当初は、リスクの大きさも対策の方法もわからず、出来る限りの取り組みをする意味もあったと思います。しかし、いまはいろいろなことが見えてきました。
感染の規模、死亡者数、これらを見る限りは、現状の対策は行き過ぎています。
さらに細かく見ていくと、飲食店経由の感染は少ないことも分かった。医療現場の資源の逼迫については、飲食店の営業自粛とは相関がない。曝露されたウイルスは拡散するのは当然で、これを止めることはできない。だから、医療体制の拡充も当然です。そのためには、しっかりとその財源を確保する。その土台が税金であり、経済を回すことが医療を支えることです。
もうゼロコロナではなく、ウィズコロナを目指すタイミングだ。数年にわたって、長期で続けられる取り組み方を考えるときです。
いまさら、言ったことを取り下げづらい気持ちもわからなくはないですが、さすがにもう方針を転換しよう。
マイノリティに犠牲を強いていないか
それでもコロナ対策の手を緩めるべきではない、という方もいると思います。
それなら、もっともっと飲食店や宿泊・旅行業、イベント業の人たちへの社会からの支援があってしかるべきです。全体の利益のために、少数の人たちがリスクを負っている。明らかに不平等であり、差別です。
マイノリティに犠牲を強いる考え方を主張する方は、合わせて救済方法も提案してあげてください。そうじゃないと、数の暴力に圧倒されて、みんな何も言えなくなってしまいます。
一人一人のことば
社会の一人一人が、自分たちの社会に責任を持とう。
良くない、と思ったことには発言しよう。
いまはインターネットでみんなが発言できる時代なのだから。