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COLUMN ・ 2019-08-23

調査分析は、多角的な視点で

権 成俊

最近、調査分析の話をすることが増えています。

調査分析は「念のため」のものか

調査分析というと、役員会議での言い訳資料とか、なにか大きなトラブルが無いように念のためにやっている、と思っている方が多いと思います。

しかし、調査分析からヒントを見出して、ちょっとしたことで収益を増やす方法は結構あります。私たちは、調査分析から積極的に収益を上げるアクションを引き出しています。

ポイントは、クロス分析

ポイントとしては、いろいろな視点から得られるデータをクロス分析させることです。

たとえば、競合との価格比較と、サービスの優位性の程度を比較して、「このくらい差別化ができているなら、もっと高くても売れる」と判断して値上げをする。あるいは、市場規模と売上規模を掛け合わせて、シェアの小さいところのコンテンツを増やす。

視点の取り方を変えるだけで、見えるものが変わる

下記は私が説明によく使う図です。

small と big を並べて、間の人を観察する図big の中に small が入った構図と、small の中に big が入った構図
同じ「small」と「big」でも、観察する位置によって意味が変わる包含関係を入れ替えると、まったく違うものが見える

価格比較に「価値」を重ねるだけで判断が変わる

自社・A社・B社・C社の価格比較棒グラフ。自社が高く見える同じ価格比較に、緑色で「価値」の棒を重ねた図。自社の価値が突出して大きい
価格だけ見ると「自社は高い」価値を重ねると「むしろ安すぎる」

価格軸だけ見ていれば「うちは高い」と感じるところが、価値の軸を重ねるだけで「むしろ安すぎる」と判断が変わります。これがクロス分析です。

ツール単独ではなく、加工する

Google Analyticsのようなツール単独ではなく、売上・収益構造を分析したり、競合調査から顧客のベネフィットを定量評価したり、データを加工して知見を得る方法はたくさんあります

データを見て、それをモデル化していくセンスも必要ですし、ヒアリングから事業構造をモデル化する本質的なヒアリング力も必要です。

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