本文へスキップ

経営者のための AI × 事業戦略 ─ 学ぶ・認める・共に創る。

デジ革 一般社団法人デジタル経営革新協会
メニューを開く

COLUMN ・ 2013-08-14

SEOのこれから——市場調査と差別的優位点の発見

権 成俊

Amazonの2つのページのタイトルを比べてみてください。

  • 書籍ページ … 書籍名、著者名、出版社名、Amazon
  • デスクページ … Amazon、カテゴリ名、メーカー名、型番のほか、サイズ、色、そしてアイテム名として「ワークデスク」「パソコンデスク」「PCデスク」と多様なキーワードで記述

この違いは何でしょうか?

それは、本を検索する人のキーワードは絞り込まれており、デスクを検索する人のキーワードはバリエーションがあるということです。だからこそ、SEOの重要要素であるタイトルに含まれる、ターゲットキーワードの量が異なるのです。

ウォンツ検索とニーズ検索

通常、ウォンツ検索のユーザーはキーワードが絞り込まれ、ニーズ検索のユーザーはキーワードに多様性があります。

しかし、あまりに多様性を追求しすぎると、各ページのテーマが不明瞭になり、結果的にカテゴリのテーマも、サイトのテーマも不明瞭になってしまいます。

このテーマの尖り具合と、網掛けの広さを両立させていくことが、SEO視点からのサイト設計です。

SEOの本当の領域

SEOサービスというと、ページを上位表示させるための内部最適化、リンクビルディングばかりですが、キーワード設計、サイト設計、コンテンツ設計までを視野に入れると、SEOの領域はとても広いものです。

コンサルティング会社である当社から見ると、事業領域の設定や、お客様セグメントの絞り込み、商品開発、すべてが変数です。その視点でSEOを考えると、SEOとは市場調査であり、競合と比較した場合の差別的優位点の発見であり、それに基づいたコンテンツ、サイト設計です。

つまり、ユーザーポートフォリオ、キーワードポートフォリオ、コンテンツポートフォリオを一気通貫にすることが、検索エンジン最適化というものです。

アクセス対策がボトルネックになる時代へ

ウェブマーケティングの将来を考えると、競合が増えることで、より一層アクセス対策がボトルネックになります。その対策として、やはり中小企業にとって、一定以上のSEOは必要なものです。

単純な順位争いではなく、ユーザー、キーワード、コンテンツ、そして商品・サービスの一致という考え方から、SEOについてもう一度まとめる機会が必要だと思っています。

← コラム一覧へ