ウェブコンサルタントガイドライン
1. はじめに
ウェブコンサルタント資格は、AB3Cのフレームワークを基盤に、クライアントの事業課題を構造的に可視化し、解決策を実行プランとして提示する力を評価する、当協会認定の実践的資格です。
ヒアリング・設計・実行支援の各フェーズを一貫して担える専門家として、戦略設計力・提案力・伴走力の総合的なスキルを認定します。
本ガイドラインでは、資格取得・更新の条件、審査方法、認定証の交付、商標利用に関する運用ルールを定めています。
2. 審査申請の条件
資格認定の基本条件は上級ウェブアドバイザーと同じですが、より実務的な支援力が求められます。以下すべてを満たした場合に申請可能です。
- エキスパート会員である
- AB3Cセミナーに1回以上参加
- AB3C道場に5回以上参加
- 以下の講座をすべて受講(必須)
- 競合調査講座(座学+ワーク&アドバイス)
- 戦略キャンパス講座(座学+ワーク&アドバイス)
- SNSアカウント(X・Instagram・Facebook)のアカウントを個人名義で保有し、各1回以上投稿していること
- ホームページを保有している、または自分自身について説明しているウェブページを作成していること(形式自由)
3. 認定申請費用
- 認定費用:66,000円(税込) ※各講座・道場・セミナーへの参加費は別途必要です。
4. 申請の流れ
- フォームに必要事項を入力し、認定費用をお支払いください。
- 事務局で参加履歴や発信状況、受講講座を確認後、Zoomにて審査を行います。
- 実績紹介プレゼン(最大60分)
- クライアントへのインタビュー※実績の客観確認(最大60分)
- 補足質疑(必要に応じて)
審査内容
以下の3つのステップを通じて、クライアント支援の実績を確認します。
自身が担当したクライアント支援の成果をZoomで発表。
発表内容をもとに、協会側がクライアントへZoomで直接インタビューを行い、支援内容を確認。
必要に応じて資料提出や補足説明をお願いする場合があります。
- 審査を通過すると、認定証と認定式のご案内をお送りします。
5. 資格の有効期間と更新
資格の有効期間は、認定された月の1日から起算して2年間です。
更新条件
- 更新審査は、有効期間の満了予定日の6か月前から受けられます。
- 審査内容は認定時と同様です。
- 更新費用の支払い:認定申請費用と同額
もし有効期間が満了した場合、手続き内容・費用は同じです。
※更新日は「再申請が受理された月の1日」から2年間として再設定されます。
6. 認定証の発行と活用
- 認定証(PDF)送付
- Zoomによるオンライン認定式
- デジ革公式サイト「会員紹介ページ」への掲載(希望者)
- 名刺・SNS・ウェブサイトでの資格表示許可
※認定証はPDFで発行され、電子署名付き。改ざん防止や真贋確認が可能です。
※紙での発行を希望する場合は手数料5,000円(税込)がかかります。
7. 商標・肩書きの使用ルール
有資格者は、名刺・プロフィール・講座などで肩書きを使用できます。
※有効期限が切れた場合は、肩書きの使用はできません。
8. 退会後の取り扱い
退会後も、資格の有効期間内であれば引き続き有効です。
よくある質問
Q. Zoom面談ではどのようなことを話しますか?
ご自身が支援したクライアント(他社)への実績紹介を中心に、AB3Cを使ったプレゼンを行っていただきます。「どんな課題をどう整理し、どんな提案・実行を行い、どのような成果につながったか」を、クライアント視点で説明できることが求められます。
Q. 初級や上級を取得していない人が、ウェブコンサルタント資格を受講・申請できますか?
A. はい、可能です。ただしその場合は、上級ウェブアドバイザーに準じた内容での審査を行います。具体的には以下のプレゼンが必要です。
- 「自分自身の集客ができ、成約に至っているか」の実績紹介プレゼン(最大60分)
Q. インタビュー協力とは何ですか?
A. 認定にあたって、支援の信頼性を確認するため、クライアントへの簡単なインタビューをお願いする場合があります。事前にご本人から同意を得ていただいたうえで、協会がオンラインでヒアリングを実施します(30分程度)。内容は実績の確認が中心で、クライアントの負担は最小限に配慮しています。
Q. 上級ウェブアドバイザーとの違いは?
A. 上級では「自社の集客・発信による成果」が中心ですが、ウェブコンサルタントでは「他社(クライアント)に対する支援の成果」が審査の中心です。ヒアリング、設計、実行支援までを通じて、相手の成果にどれだけ貢献できたかが評価されます。より実務に即した総合的な支援力が求められます。
最終更新日:2025年5月1日