初級ウェブアドバイザーガイドライン
1. はじめに
初級ウェブアドバイザー資格は、AB3Cの考え方を基盤とし、ウェブや情報発信の基本スキルを活かして、小規模事業者や個人の活動を支援できる力を認定する、当協会の入門資格です。
無料ツールや簡易なウェブ構築を通じて、実践的な第一歩を踏み出したい方に適しています。
このガイドラインでは、資格取得の条件、申請・認定の流れ、認定証の交付、商標利用に関するルールなど、制度運用の実務的な手引きをまとめています。
2. 審査申請のための条件
初級ウェブアドバイザー資格の認定審査に申請するには、以下すべての条件を満たしている必要があります。
- エキスパート会員であること
- AB3Cセミナーに1回以上参加していること
- AB3C道場に2回以上参加していること
- SNSアカウント(X・Instagram・Facebook)のアカウントを個人名義で保有し、各1回以上投稿していること
- ホームページを保有している、または自分自身について説明しているウェブページを作成していること(形式自由)
3. 認定申請にかかる費用
- 認定費用:22,000円(税込) ※各セミナー、道場への参加費は別途必要です。
4. 申請の流れ
- フォームに必要事項を入力し、認定費用をお支払いください。
- 事務局で参加履歴や発信状況、受講講座を確認後、Zoomにて審査を行います。 ※審査は主に、所定の条件を満たしているかどうかの確認を中心としたものです。
- 審査を通過すると、認定証と認定式のご案内をお送りします。
5. 資格の有効期間と更新
資格の有効期間は、認定された月の1日から起算して2年間です。
更新条件
- 自身のSNSまたはウェブページでウェブアドバイザーとしての活動が確認できること
- 更新費用の支払い:11,000円(税込)
もし有効期間が満了した場合、上記の更新内容と同様です。
※更新日は「再申請が受理された月の1日」から2年間として再設定されます。
6. 認定証の発行と活用
- 認定証(PDF)送付
- Zoomによるオンライン認定式
- デジ革公式サイト「会員紹介ページ」への掲載(希望者)
- 名刺・SNS・ウェブサイトでの資格表示許可
※認定証はPDFで発行され、電子署名付き。改ざん防止や真贋確認が可能です。
※紙での発行を希望する場合は手数料5,000円(税込)がかかります。
7. 商標・肩書きの使用ルール
有資格者は、名刺・プロフィール・講座などで肩書きを使用できます。
※有効期限が切れた場合は、肩書きの使用はできません。
8. 退会後の取り扱い
退会後も、資格の有効期間内であれば引き続き有効です。
よくある質問
Q. SNS投稿はどれくらいの内容が必要ですか?
A. 難しい内容である必要はありません。ご自身の支援活動や取り組み、学んだことを発信していただければ十分です。たとえば「Googleビジネスプロフィールを更新した」「店舗のSNS活用を手伝った」といった簡単な事例でもOKです。
Q. ホームページは本格的なものが必要ですか?
A. 本格的なサイトである必要はありません。Notion、Peatix、ポートフォリオページなどでもOKです。大切なのは、クライアントが安心して相談・発注できる内容になっているかどうかです。「これまでの取り組み」「得意なサポート内容」「連絡手段」などがわかる構成になっていれば問題ありません。
Q. 初級ウェブアドバイザーと上級ウェブアドバイザーの違いは何ですか?
A. 初級は「これからウェブ活用を始めたい方」「支援の基礎を学びたい方」に向けた入門資格です。上級は「すでに何らかの支援経験があり、成果につなげた実績がある方」に向けた実践的な資格です。
たとえば、以下のような方は上級の受験を検討することをおすすめします:
- Googleビジネスプロフィールの運用経験がある
- 簡易なウェブサイト(Googleサイト、STUDIO、ペライチなど)を自分または他者のために作ったことがある
- SNSやブログを使って情報発信を継続している
これらに該当しない場合は、まずは初級から始めていただくと無理なくステップアップできます。
最終更新日:2025年5月1日