AB3Cファシリテーターガイドライン

1. はじめに

AB3Cファシリテーター資格は、AB3Cフレームワークの構造を深く理解し、セミナーや道場において他者の思考整理や対話をリードする役割を担う方に向けた、当協会認定の公式資格です。 単なる知識の習得にとどまらず、「作成力」と「対話力」の双方を活かし、現場で支援できることを重視しています。
本ガイドラインでは、資格取得に必要な条件や審査方法、更新制度、認定証の交付、商標の取扱いに関する実務的なルールを定めます。

2. 認定審査申請のための条件

AB3Cファシリテーター資格の認定審査に申請するには、以下すべての条件を満たしている必要があります。
  • エキスパート会員であること
  • AB3Cセミナーに1回以上参加していること
  • AB3C道場に5回以上参加(うち2回以上はリアルでの参加) ※アーカイブ動画は課題提出を含めて1回とみなします

3. 認定申請にかかる費用

  • 11,000円(税込) ※各セミナー、道場に参加する費用は含みません
 

4. 申請の流れ

  1. 事務局より付与されたフォームに必要事項を入力し、認定費用をお支払いください。
  1. 事務局で参加履歴や発信状況、受講講座を確認後、Zoomにて審査を行います。 ※審査は主に、所定の条件を満たしているかどうかの確認を中心としたものです。
  1. 審査を通過すると、認定証と認定式のご案内をお送りします。

5. 資格の有効期間と更新

資格の有効期間は、認定された月の1日から起算して2年間です。
 
更新条件
  • 有効期間中に、AB3CセミナーまたはAB3C道場を1回以上主催すること
    • (主催とは、講師・ファシリテーターとして全体の進行を担う立場を指します。オンライン・オフライン不問)
  • 更新費用の支払い:11,000円(税込)
 
もし有効期間が満了した場合
  • AB3CセミナーまたはAB3C道場(リアル開催限定)に1回以上参加すること
  • 更新費用の支払い
※更新日は「再申請が受理された月の1日」から2年間として再設定されます。
 

6. 認定証の発行と活用

  • 認定証(PDF)送付
  • Zoomによるオンライン認定式
  • デジ革公式サイト「会員紹介ページ」への掲載(希望者)
  • 名刺・SNS・ウェブサイトでの資格表示許可
※認定証はPDFで発行され、電子署名付き。改ざん防止や真贋確認が可能です。
※紙での発行を希望する場合は手数料5,000円(税込)がかかります。

7. 商標・肩書きの使用ルール

有資格者は、名刺・プロフィール・講座などで肩書きを使用できます。
ただし「AB3C」は当協会の登録商標のため、AB3C商標利用ガイドラインに従ってください。
※有効期限が切れた場合は、肩書きの使用はできません。

8. 退会後の取り扱い

退会後も、資格の有効期間内であれば引き続き有効です。

9. AB3Cセミナー、AB3C道場の実施について

本資格を取得した者は、AB3CセミナーおよびAB3C道場において、ファシリテーターとして登壇・進行を行うことが可能です

よくある質問

Q. 認定条件の申し込みはどこから可能ですか?
  • AB3Cセミナー:開催時期は不定期。最新情報は協会ウェブサイトやSNSをご確認ください。
  • AB3C道場(リアル参加):対面またはZoomで定期開催。案内はSNS・メールで行います。
 
Q.他の資格(ウェブアドバイザーなど)との違いは何ですか?
A. ウェブアドバイザー資格は「情報発信」や「ウェブ活用」に主軸があり、AB3Cファシリテーターは「思考の整理」や「対話の場づくり」に主軸があります。どちらもAB3Cをベースとしますが、活用のフィールドが異なります。両方を取得し、支援の幅を広げている方も多くいます。
 
Q.AB3Cを自分でうまく作れる自信がありません。それでも挑戦できますか?
AB3Cファシリテーターとして認定されるためには、「AB3Cの基本構造を理解し、自分なりに書けること」が求められます。ただし、完璧なAB3Cを描けることよりも重視されるのは、「相手と一緒に考える姿勢」や「問いかける力」が重要です。それらの力は、実践を通じて磨かれていくものです。ぜひAB3C道場の開催を通じて、実践と振り返りを重ね、スキルをブラッシュアップしていってください。
 
Q. 試験や面接などの審査はありますか?
A. 書類選考や面接のような形式的な試験はありません。ただし、AB3Cの基本的な書き方や視点の理解ができているかについては、道場での対話や課題提出を通じて確認しています。
 
最終更新日:2025年5月1日